大胆な行動力で人々を引き付ける卓越した能力の持ち主だが、
母親が元(げん)のフビライ王の娘であったため、父親から忌み嫌われ警戒されていました。
政に興味を持たず権力争いも嫌い、いつも親友リンと過ごしていました。
ウォンにとってリンは家族よりも心を許せる存在であり、
一生を共にすると誓った特別な存在でした。
リンは、友でありながらも護衛としてウォンを誰よりも近くで支えていました。
ある日、二人は身分を隠し王宮の外に出かけ、
高麗一の大商人ウン・ヨンベクの妻が何者かに殺されるところを目撃します。
殺された女性の娘であるサンは幸い難を逃れるが、狙われていたのが娘だと気付いたヨンベクは、
身分を偽り侍女として生きるようサンに告げます。
一方ウォンとリンはサンの母親が亡くなる直前に残した娘への遺言を伝えようとヨンベクの屋敷へ忍び込み、
サンとは知らずに母親の最期の言葉を伝えます。
これが三人の出会いでした。
7年後、学者イ・スンヒュを訪ねたウォンとリンはそこで美しく気高い女性に成長したサンと再会します。
サンはソファと名乗り、スンヒュの弟子になっていました。
三人の間には友情が芽生えるが、これが三人の運命を大きく変えていきます。
ウォンは次第にサンに恋心を抱くようになり、リンもまたサンに密かに想いを寄せていきます。
永遠に続くと信じていた二人の友情がはからずもサンによって崩れ始めました…。


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